1. 個人事業主やマイクロ法人でも、Webなら戦える
会社を辞めてフリーランスになった場合、どこから仕事を取るでしょうか。また個人がマイクロ法人になっても基本的には仕事の受注方法は同じですよね。
もともと勤めていた会社からの発注や人間関係。そしてウェブから仕事を受託することができます。
クリエイター職なら、大手の代理店には営業力がかなわないかもしれせん。しかし個人であってもマイクロ法人であっても、十分戦えるのが今のインターネットです。インフラや仕事を得るためのツールはすでに準備されていますので、プラットフォームは整っています。あとはその上でいかに活躍するかだけなのです。つまりは、あなたの頑張り次第で、いくらでも仕事を取ることができるのです。
では、Webマーケティングを駆使して、どのように仕事を取っていけば良いのでしょうか
2. コンテンツ・マーケティング、オウンドメディアを実施する
まずはコンテンツ・マーケティングを実施しましょう。
自分が何をしている人なのか、そして何が得意で何ができるのかがわからなければ、仕事につながることはありません。
そこで、オウンドメディアを持ちましょう。
インターネット上にWebサイトを開設するには、ドメインとレンタルサーバーが必要です。ドメイン名はお名前.comなどのドメイン販売サービスで、そしてレンタルサーバーはX Serverあたりが良いのではないでしょうか。
Webサイトのデザインは、できればプロにお願いしたほうがスタイリッシュなサイトに仕上がります。素人でもWebデザインできるとは思いますが、やはりプロとは細部が異なります。「プロと素人は余白のとり方が違う」という言葉があるとおり、素人とプロではデザインの完成度が異なるのです。
難しければ、ライブドアブログやはてなブログなどの無料ブログサービスでも良いとは思いますが、それだけではデザインテンプレートも決まっており、限界が来ることを覚えておきましょう。
そして、アメブロで開設するのだけは絶対にやめてください。アメブロではビジネス利用はNGの規約になっていますし、何よりSEO上よくありません。SEOとは、Search Engine Optimizationのことで、検索エンジン最適化と呼びます。
検索エンジンで上位表示されることを目指して、SEO対策をしなければならないのです。SEO対策とは検索上位に表示されて、検索ユーザーにクリックしてもらい目に止めてもらうことをいいます。
これがなければ、SEOの意味がないのですが、アメブロは芸能人のブログが非常に多く、それらがSEO対策上非常に強いので、対抗できません。たとえばあなたがスキーインストラクターで「スキー レッスン」の検索キーワードを狙ったとしましょう。すると、例ですがこのキーワードで検索した時に、芸能人の「スキーのレッスン受けたよ☆」みたいなどうでもいいブログが上位表示され、あなたのサイトが浮上しないのです。
よって、アメブロは絶対に避けましょう。
そして仮にライブドアブログやはてなブログでオウンドメディアを持つとしても、デザインはプロに頼んだほうが良いでしょう。クラウドソーシングなどでプロが格安で、個人でデザインしてくれますのでおすすめです。
オウンドメディアを持てば、自分のブランド力を強化することができます。
積極的に情報発信して、インターネット上のさまざまな人達に自分の存在を認知してもらいましょう。
具体的なテクニックは当サイトに多数ありますし、たとえば「スキー レッスン」だったら、「スキーを上達するにはレッスンが最適な5つの理由」といったタイトルで、できる限りキーワードを左寄せにしながら書いていきます。
これもひとつのSEO上のテクニックです。
こうした記事を多数投稿しながら、オウンドメディアそのものを検索に強くしていきます。これを「ドメインパワーを強化」する、と呼びます。ドメインパワーは文字通りドメインの強さです。これがなくては、検索上位にはあがりません。
3. SNSの口コミを駆使して集客する
http://kitanoseikotsuin.ciao.jp/
たとえば、東京都江戸川区にある「きたの接骨院・鍼灸院」というハリ治療のお店は、ゴッドハンドとして知られています。
実はゴッドハンドであるからこそ、すぐに疲れや痛みが取れてしまって、リピーターがこないという事態が発生しています。とても優れた技術を持っており、エキテンというお店の総合評価モールでも☆評価が4.53/5点満点と非常に高得点で、レビューもみなさん実際に通ったお客様が高評価をつけています。
しかし、優れているからこそ治療院ならではのリピート客が来ず、お店はガラガラに、、、そこで、それをお客さんがTwitterに書き込み、3万程度のリツイートとなりました。体がスッキリすることをお客さんが自分のことばで書き込んでくれたお陰で、集客につながったのです。
これは地道な口コミが効果をあらわした例です。いまやこうしてTwitterなどで情報がスピーディに拡散していきます。このように、自社のサービスを良く知ってくれているお客様に、拡散をお願いすることも良いでしょう。しかし基本は善意でお願いしましょう。報酬を出して拡散してもらうと、そもそもバズらない可能性がありますし、ステルスマーケティングになってしまいます。
しかしこうして集客しているきたの整骨院・鍼灸院は非常に良い口コミを使って自分の評判を形成しているといえます。自分たちのスキルが高ければ、今の時代積極的に情報を発信していくことで集客につながることがあります。
また、SNSを使う場合は、「エゴサーチ」と呼ばれる自分のビジネスネーム、屋号で検索し、自社の評判をリツイートするなど、感謝の意を拡散しましょう。
4. 専門的な情報を発信する
https://twitter.com/KAGAYA_11949
自分が専門としている情報を絞って、そればかり配信するという方法もあります。たとえばツイッターには、KAGAYA(@KAGAYA_11949)さんという方がいるのですが、KAGAYAさんはカメラマンです。しかも、星空専門のカメラマンなので、かなりニッチです。仕事を取るために、KAGAYAさんはこのアカウントで星空専門の情報を配信しています。自分が撮った写真、自分の日常からみた星空の写真などを積極的に投稿し、なんと53万人ものフォロワーがいます。
自分のフォローしている人が13人しかいないので、これはとてつもない影響力です。カメラマンとしての腕は普通であっても、こうした情報を発信することでこれだけのフォロワーがいるのです。
これだけフォロワーがいれば、仕事の依頼には困らないでしょう。おそらく、自分のブランディングにつながらない日常の写真や記念写真などは断っていると思われますが、仮に生活に困っても、カメラマンとしての生活には困らないことが予想されます。
それだけ、ターゲットを絞って情報発信することは大切なのです。
情報発信をする際に、プライベート用アカウントと個人用アカウントをわけて、個人的で人が見てどうでも良いような投稿は他で吐き出すのが良いでしょう。しかし基本的には、SNSで仕事の愚痴をいうのはやめましょう。誰が見ているかわかりませんし、よほどユーモアがあってコンテンツに昇華できれば話は別ですが、なかなかそうはいきません。
KAGAYAさんのアカウントを見てみるとわかりますが、本当に星が好きで、星のことばかり考えていることがわかるでしょう。53万人もフォロワーがいれば、その中には、彼に写真を撮って欲しいと考える人もいるはずです。
そのように、コツコツ集客していくこともとても重要なのです。
好きを極めること、たとえばなんでも良いので自分の好きなことをどんどんのめり込んでいき、情報発信していくことで仕事につながる時代だということです。新しい価値観をもった人材をWebは求めていますので、どんどん情報発信していきましょう。
そのためには、まずなんといっても好きを極めなくてはなりません。
いまあなたが個人事業主やマイクロ法人としてやっている仕事は好きですか?好きなのであればとことんそれを極めましょう。
そのうち、時代のほうがあなたに近づいてきてくれます。
5. Webマーケティングで仕事を得よう
今回は事例をもとにWebマーケティングを駆使して仕事を受注する方法をみてきました。さまざまな方法があります。コンテンツ・マーケティングとSNSを組み合わせるのが良いでしょう。
特に尖ったオピニオンで人を傷つける必要はありません。自分なりの情報発信をして正当な対価をいただきましょう。世の中には、何も誰も傷つけておらず敵もいないのに、多く稼いでる人がたくさんいます。
そうした人たちのブランディング技術を学んで、成功を真似していくと良いでしょう。しかし、メタップスの佐藤社長は「誰かになろうと思ったら、その人はそこまでしか伸びない」と語っています。自分なりのオリジナルの道を見つけて、Webから仕事を得ていきましょう。
非常に役立つ情報を配信し、自分の知見を発表することで、さまざまな仕事につながります。ウソのようですがやってみると意外と効果があるのでどれもおすすめです。