「Webサイトの外からリンクを得るためにはどうしたら良いのかな」
「内部対策と外部対策があるけれど、外部対策ってどうするのかな」
「被リンクが貼られているんだけど拒否したい」
そんな風に思っていませんか?
実は、SEOにおいて、つまり検索順位を上げる施策において、放置されがちなのが被リンク対策です。
たとえば内部対策は比較的容易にできることだと思います。
SEO対策は、たとえばページ内にひとつのh1タグを設け、そしてh2タグやh3タグに、自分たちが狙っているキーワードを適切に入れ込んでいきます。
本文中にも適度にキーワードを盛り込み、Googleのクローラーから評価してもらえるよう、アルゴリズムに最適化した文言を書きます。
そして内部対策の重要な施策として、内部リンクがあります。内部リンクとはページの遷移を促すもので、このページを見て気に入ったら他のページもみてくださいね、という風にリンクを貼るものです。これさえあれば、読者は他のページも見てみようかなと思ってクリックしてくれます。
そして滞在時間が伸びるのです。滞在時間が伸びると、ますますGoogleのアルゴリズムから評価されます。Googleは滞在時間が長いということはそれだけ充実度が高く、良質なコンテンツを掲載してるものとみなしますので、検索の上位に上がりやすくなるのです。
こうした内部対策は今すぐできるものなので非常に容易で、かんたんに対策が取れるのではないでしょうか。しかし、実際には外部対策のほうが上がりやすいのです。
では外部対策とは何でしょうか、それは、つまり「被リンク」のことです。要するにリンクを他のWebサイトから貼られるということで、とても重要なテーマとなります。
SEOしていく上で、この外部リンク対策はとても大切になってくるのでしっかり覚えましょう。
1. 外部リンクはどれだけ重要
たとえば、SEO対策と内部対策を一生懸命行っても順位が上昇しないというケースがあります。そんなとき、外部対策でリンクが貼られるだけで、あっというまに上昇する、というケースがあるのです。
なぜ被リンクが重要なのか。それは1か月以内に順位が上昇するからです。いま、被リンクがついていないサイトほど、ついたときの効果もすさまじく、あっという間に上昇することもしばしばあります。
そしてなにより、コンテンツの質も大切なのです。自分たちが発信しているコンテンツにはオリジナリティがあるか、そしてボリュームがあるか、またページ数は十分あるか、などをしっかりと再点検してください。
2. Googleはリンクを辿ってサイトにたどりつく
昔からGoogleがあなたのWebサイトを見つける方法は変わりません。
それは、リンクをたどっていくのです。あるサイトからあるサイトへリンクが貼られているとします。Googleはそれをたどって、次のサイトをみつけます。
つまり<a href>タグをみているのです。
よって、このタグでリンクを貼ってもらうことも非常に重要なのですが、こうしてAタグでどこかのサイトとつながっているサイトがよりGoogleから発見されやすくなるのです。どこからもリンクが貼られていない天涯孤独なサイトは、なかなか順位が上がりません。
こうして、Googleのロボットがリンクをたどってインターネット中を徘徊していることを考えると、外部対策で被リンクをつけてもらうことがいかに大切なことか、わかると思います。
3. 外部リンク対応で重要な点は内容と数
先程少し触れましたが、外部リンク対応で重要な点は、コンテンツの質とリンクの数です。
検索キーワードがしかるべきボリュームでコンテンツの中にはいっており、なおかつ検索ユーザーが検索したキーワードで調べたいこと、つまりユーザーニーズに合致しているかを示しています。
これが、コンテンツの質が高いということです。読者の、つまり検索する人が何を求めているかを確認することこそ、大切なのです。
さらに、もともと被リンクが少ないことも大切です。サーチコンソールなどのツールを使って、被リンクの数を知ることができます。
このふたつがとても重要で、外部リンクはSEO対策上もとても大切になってくるものなのです。もしも今、検索順位で悩んでいるのであれば、外部リンクをしっかりと設定されているかどうか、確認してみてください。
しかしせっかく被リンクがついても、中身がなければ意味がありません。
何より大切なのはコンテンツ。コンテンツファーストです。よって、被リンクはあくまで、順位が上がらない場合の対応や、よりSEOしていくための手段となります。
外部リンクの数と、コンテンツの質。この2つを両立させて、SEO対策していきましょう。
どちらを先にやるかは考えものですが、まずはコンテンツを書いて充実させ、そこから外部リンクを多く拾っていくという対策が良いのではないでしょうか。ここはそれぞれの価値観次第です。
4. 被リンクを否認する、拒否するリンクはどのようなものか
いくら外部リンクが大切だからといっても、不要なリンクというものがあります。
自社のコンテンツが充実してきたら、さまざまなリンクがつくことになるでしょう。
たとえばサイトがバズって、良いコンテンツが多く配信されている時、他社のサイトからリンクが貼られることがあります。
リンクが増えてきて、何十万本になったとき、リンクには質の高い低いがあることに気がつくのではないでしょうか。
では、どのようなリンクの質が低いのでしょうか。
仮に質が低いリンクがあるのであれば、拒否したほうが良いでしょう。
これをリンク否認といいます。
具体的に、どのようなリンクが質の低いリンクなのでしょうか。
たとえば、SEO会社に頼んで勝手につけられたリンク、アンカーテキストのリンク、相互リンク、アフィのリンク、ディレクトリのリンク、無料ブログからのリンク、1つのサイトから大量につけられたリンク、自分でつけてしまった自作自演のリンク、ネガティブSEOのためのリンク、などがあります。
これらのものは、一見ふつうのリンクなのですが、実は非常に質が悪く、それをGoogleは見抜いています。自作自演も絶対にバレますし、無料ブログを大量に作ってそこからコツコツリンクを貼るという方法も、昔は通用しましたが今は駄目です。
ペンギンアップデートというGoogleのアルゴリズムの更新によって、こうしたわざとついているような検索順位を上げるためだけのリンクにはペナルティが課せられるようになりました。よって、この手のリンクは、あると順位が逆に下がってしまいます。
5. リンクを否認する
こうしたリンクは、サーチコンソールから否認しましょう。
Googleのサーチコンソールは、リンクの状態をみることができます。全部見ることができるわけではないのが本当のところなのですが、一部のリンクはわかります。
そこで、「検索トラフィック」>「サイトへのリンク」から、リンク一覧をダウンロードします。
リンク一覧をダウンロードしたら、確認して否認したいリンクを洗い出します。
1行ごとに1つのリンクが書けたら、リンク否認のページからアップロードして、否認しましょう。
低品質なリンクが排除されれば、順位が一気に騰がることがあります。
その前に、誤って正当なリンクを否認してしまわないよう気をつけましょう。
6. 低品質リンクの解説
では、先程見た低品質のリンクがなぜ起きるのか、みていきましょう。
1. SEO会社に頼んで勝手につけられたリンク
いまどき電話で「SEO対策しませんか?」と営業をかけてくる会社もあります。
本当にSEOが強ければ電話営業しなくともインターネットで営業できるのですが、そうしたSEO会社に頼んでしまって、勝手にリンクを貼られている場合があります。
2. 相互リンク
相互リンクは自作自演に近いものとみなされ、ペナルティの対象となりやすいのをご存知でしたか?相互リンクは止めたほうが良いでしょう。昔のインターネット文化では相互リンクは非常に有効でしたが、Googleの時代になって、相互リンクはあまり好まれません。
3. アフィのリンク
アフィリエイトも低品質だとみなされます。
アフィリエイトは法律を守っている分には良いのですが、薬機法違反などが多く、また匿名で運営されているため信頼性に疑問符がつくとのことで、Googleはあまり好みません。検索上位に上がっているのですが、それでもアフィサイトからのリンクは否認したほうが無難です。
4. 無料ブログからのリンク
以前は無料リンクを大量に立ち上げ、そこから自分でリンクを貼って自演するという行為が可能でした。しかし無料ブログからのリンクは質が低いとGoogleにはみなされてしまいます。
よってよほどの人気ブログでない限り、無料ブログからのリンクは否認しておいたほうが無難です。
5. 1つのサイトから大量につけられたリンク
サイトはひとつのサイトから大量につけられたものより、多くのサイトから少なくつけられたほうが有利なのは事実です。ひとつのサイトから大量にリンクがつけられるとそれは自作自演とみなされ、あまり有利にはなりません。
6. 自分でつけてしまった自作自演のリンク
自作自演もGoogleに見抜かれます。ドメイン所有者が同じ、書き方が同じ、コンテンツの内容が似ているなどのさまざまな角度から、リンクの自作自演がGoogleに見抜かれてしまうのです。
7. ネガティブSEOのためのリンク
ネガティブSEOというものもあります。これらの質の低いリンクを、ライバルがわざとあなたのサイトにつけて、検索順位を下げようというものです。否認してしまいましょう。
今回は外部リンク対応と、被リンクの拒否/否認についてみてきました。
外部リンク対応は意外と重要なので覚えておくようにしましょう。そして検索順位を上げましょう。まずはコンテンツで勝負して、それでもだめなら外部リンクを見てみる必要があります。サーチコンソールをみて、しっかりと分析し、適切なリンクを得て上位にあがりましょう。